おぉっと。
Vesser V30 のリバーブユニットの写真を撮り忘れていました。

通常、スピーカーとリバーブはキャビネットに取り付けられているため、
キャビネットとシャーシを分離すると私の興味の範囲から外れて
しまうので存在をよく忘れます。
回路図を作成する際にリバーブユニットの入力と出力の(コイルの)
直流抵抗を測定して記入するようにしていますが、それも
忘れてしまうことも。

以前、Vesser V60 を修理した際、試奏するためにライブハウスに
持ち込んだあとにリバーブのスプリングが二本とも切れたことがあるので
今回はリバーブが健全な状態で記録を残しておきたいものです。

ただ先にお断りしておきますが、保存状態が良くなかったようで、
と言うか、所々ネズミに齧られた跡があるので、見たくない方は
この辺で読むのをやめてくださいね。
(見たくない方のために、次の写真までわざと多めに改行しておきます。)












リバーブユニットはキャビネットの底部に取り付けられています。
DSC03864A

ビニールのリバーブバッグに包まれていますが、ゆるゆるの状態でキャビネット
底部と繋がっています。
白いスナップ3点で留められていますが、リバーブユニットを包み込んでいる
わけではなく、円筒形になっており両脇が空いています。

スナップを外すと
DSC03868B

スポンジに包まれたリバーブユニットが現れました。スポンジを留めているのは
セロハンテープ。う〜ん。
スポンジはまだ弾力性を失っていませんが、交換するに越したことがないので
セロハンテープごとカッターで切り開きリバーブユニットを取り出します。

DSC03873C

リバーブユニット自体は健全な状態のようです。スプリングが切れていたり、
コイルや配線が切れていたりといった故障はないようです。
ケーブルは齧られた跡がありますね。導通は問題ないようですが、ケーブルの
交換は必要のようです。

DSC03878D

右の端子が INPUT (赤、insulated)、左の端子が OUTPUT (白、Grounded)。
代替するとなると Accutronics の規格で言う 4AB2C1B や 4AB3C1B かなぁ。